ホーム › ゼロイエコラム › 空き家の活用・収益化

「空き家を持っているけれど、貸す以外に使い道はないのだろうか」「空き家で商売や収益化ができると聞いたが、何から考えればいいのか分からない」。空き家の活用を調べ始めると、売却、駐車場、店舗、貸し会議室、民泊など、さまざまな言葉が目に入ります。選択肢が多いぶん、どれが自分の物件に合うのか迷いやすいテーマです。
この記事では、空き家を「貸す(賃貸)」以外に活かす方法を、売却、土地としての活用、事務所・店舗・工房、シェアスペースや体験施設、宿泊や短期利用、解体して更地にする、という用途別に比べます。初期費用の考え方、手間と時間、法規制、近隣への影響、出口(元に戻せるか)という判断軸も整理します。なお、許認可や条例は地域によって違うため、最終的な確認は自治体や専門家にお願いします。
▶︎ 戸建0円ゲット 5日間LINE無料講座(空き家を0円で取得し、家賃収入をつくる方法をLINEで学べます)
※LINE登録後に、税込4,900円の有料セミナーのご案内が通知される場合があります。
空き家の使い道は、思いついた順に試すものではありません。物件の状態、立地、使える資金、かけられる時間によって、向く用途が変わるからです。まずは全体の考え方を押さえておきましょう。
ゼロイエでは、空き家(主に戸建)を貸して家賃収入を得る考え方を基本にしています。賃貸は、特別な設備や営業許可を前提にしにくく、住まいとして使う人の需要が地域にあれば成り立ちやすい形だからです。一方で、物件や地域によっては、賃貸以外の使い道のほうが合うことがあります。この記事で紹介する用途は、あくまで選択肢の紹介であり、どれも簡単に稼げるものではありません。
空き家ビジネス全体のモデルの違いは、空き家ビジネスとは?個人が始めやすい4つの収益モデルで整理しています。この記事は、その中から「貸す以外」の使い道を、用途別にもう一歩踏み込んで比べる位置づけです。
用途を変えると、改修や設備の費用が必要になることがあります。例えば、店舗や事務所なら内装や水回りの手直し、駐車場なら舗装や区画の整備、体験施設なら安全面の設備、といった具合です。費用は物件の状態や工事内容で大きく変わるため、金額を先に決めつけず、複数の業者から見積もりを取って比べるのが基本です。
大切なのは、初期費用を「いくらで回収できるか」だけでなく、「回収できなかった場合に何が残るか」まで考えることです。借り手や利用者が付かなかったとき、かけた費用の一部しか戻らない可能性も見ておきます。
売却や土地貸しは、一度手続きを済ませれば日々の手間が少ない一方で、シェアスペースや体験施設は、予約対応、清掃、備品の管理など、運営の手間が続きます。副業として会社員が行うのか、時間を確保できる人が行うのかでも、現実的な選択肢は変わります。
「自分でやる」か「任せる」かも考えどころです。管理や運営を外部に任せると手間は減りますが、その分の費用が収益から差し引かれます。収益の見込みを立てるときは、任せる費用も含めて考えましょう。
用途によって、確認すべき法令や手続きが違います。一般的には、建物の用途を変える場合の手続き(用途変更や建築確認)、防火や避難に関わる消防のルール、飲食や宿泊などの営業許可や届出、都市計画上の用途地域の制限、自治体の条例などが関わります。
どれが必要になるかは、建物の規模や構造、立地、用途、自治体の運用によって変わります。ここで名称を挙げたのは一般的な範囲の話であり、あなたの物件で何が必要かは、自治体の建築・消防・保健所などの窓口や、建築士・行政書士などの専門家に確認してください。
空き家は、住宅街の中にあることが多いものです。人の出入りや車の台数が増える、音やにおいが出る、夜間に人が来る、といった用途では、近隣の理解が欠かせません。規制を満たしていても、近隣との関係が悪くなれば、続けにくくなります。始める前に、挨拶や説明の機会を持つかどうかも、判断材料になります。
出口とは、うまくいかなかったときに別の使い方へ切り替えられるか、という見方です。内装を大きく変えた建物は、住まいとして貸す形に戻しにくくなることがあります。逆に、貸し出す期間を区切れる使い方や、設備をあまり変えない使い方は、方向転換がしやすい傾向があります。最初から「いつ、どうなったら見直すか」を決めておくと、判断が遅れにくくなります。
貸すか売るかの比較は、空き家は「貸す」か「売る」か?判断基準を整理で詳しく扱っているので、ここでは用途の一つとして要点だけまとめます。
売却は、空き家を持ち続ける負担(税金、管理の手間、傷みの進行)から離れたいときの選択肢です。遠方で管理が難しい、使う予定がない、修繕費をかけて貸す見通しが立たない、といった場合に検討されます。まとまった資金を得られる可能性がある反面、毎月の収入は続きません。
売却は、一度手放すと戻せない選択です。出口の観点では最も戻しにくい用途と言えます。迷う場合は、先に賃貸で試せる余地がないか、相場や需要を調べてから決めても遅くありません。
建物の状態が悪く、住まいとして貸すのが難しい場合に、土地としての価値に目を向ける方法があります。
建物を解体して更地にし、駐車場や資材置き場として貸す形です。需要は、周辺の住宅の密度、車の保有状況、近くの駅や商業施設、工事業者の拠点があるかなどで変わります。月極の駐車場として貸す場合、周辺に同じような駐車場が多いと借り手が付きにくくなります。
初期費用は、解体、整地、舗装、区画線、場合によっては看板や防犯面の設備などが考えられます。収入は住まいとして貸す場合より小さくなることもあるため、解体費用と比べて回収の見通しを立てることが大切です。
建物を解体せず、荷物の保管用に貸す方法もあります。内装の大きな改修をせずに使えることもありますが、用途が倉庫になる場合、建物の状態や安全面の確認が必要です。保管する物の種類によっては、火災や衛生面の注意も求められます。
土地として貸す場合、借り手が何に使うのかを契約で確認しておくことも大切です。駐車場のつもりで貸したのに、別の用途で使われてしまうと、近隣とのトラブルにつながるおそれがあります。
住宅を、仕事の場として貸す、または自分で使う方法です。小さな事務所、サテライトオフィス、アトリエ、工房、小規模な店舗などが考えられます。
デスクワーク中心の事務所は、比較的手を入れずに使えることもあります。一方、工房や作業場は、音、におい、粉じん、廃棄物などが出る場合があり、近隣への配慮や、自治体のルールの確認が欠かせません。借り手側が内装を自分で整えたい場合は、どこまで許可するかを契約で決める必要があります。
店舗にする場合は、用途に応じた確認事項が増えます。飲食店であれば、保健所の営業許可や、厨房設備、排気、給排水、消防設備などが関わります。物販や小規模なサービス業でも、建物の用途や用途地域の制限で、そもそも店舗として使えない場合があります。
住宅を店舗に変える場合に、建築基準法上の手続きが必要になるかどうかは、床面積や用途、地域によって異なります。自分で判断せず、市区町村の建築指導の窓口や建築士に、計画の段階で相談してください。
借り手は、地域の事業者、創業を考える人、地元の不動産会社を通じて探せることがあります。ただし、住宅としての賃貸に比べると、借り手の数は限られがちです。事業用の契約は、住まいの賃貸とは考え方が違う部分もあるため、契約書の作成や内容の確認は、専門家に相談しておくと安心です。
空き家投資を、動画でも無料で学べます
椙田拓也のYouTubeチャンネル
「空き家起業家│椙田拓也のビジネス大学」
空き家の探し方、リフォーム、客付け、出口戦略まで、空き家投資・戸建て投資のノウハウを動画で無料公開しています。文章で読んだ内容を、実際の事例つきの動画でも確認できます。毎週更新しています。
空き家を、時間単位や日単位で貸すスペースにする方法と、宿泊を伴う短期利用の方法をまとめて見ていきます。前者は貸し会議室、レンタルスペース、教室、撮影スペース、ワークショップの場など、後者は民泊や貸別荘などです。いずれも運営の手間が続き、後者は特に制度の確認が欠かせません。
時間貸しのスペースは、駅からの近さ、周辺の需要、広さ、設備によって、利用のされ方が大きく変わります。予約の受付、鍵の受け渡し、清掃、備品の補充など、運営の手間が続く点は覚悟が必要です。無人で運営する場合は、鍵の管理や防犯、近隣への騒音対策も考えなければなりません。
地域の特色を生かした体験の場にする例もあります。ただし、飲食を提供する、宿泊を伴う、人を多く集めるといった内容になると、保健所や消防などのルールが関わります。内容によって必要な手続きは変わるので、企画の段階で窓口に確認しましょう。
時間貸しは、稼働(利用される割合)が読みにくい用途です。想定より利用が少ない場合でも、清掃費や光熱費、保険料などの固定的な費用は発生します。始めるなら、運営にかかる費用の洗い出しと、稼働が低かった場合の見通しを、事前に作っておきましょう。
民泊、貸別荘、ウィークリー・マンスリーのような短期利用は、空き家活用の話題で頻繁に出てきますが、制度が絡む分野です。
宿泊を伴う運営には、一般に、旅館業としての許可、住宅宿泊事業としての届出、特区制度に基づく運営など、複数の制度があります。どの制度が使えるか、年間の営業日数に制限があるか、地域での制限があるかは、自治体の条例や用途地域で変わります。
同じ「民泊」という言葉でも、必要な手続きは立地や運営の形で異なります。建物の消防設備の設置や、近隣への事前説明が求められる場合もあります。実際に始めるかどうかは、保健所や自治体の担当窓口、行政書士などの専門家に確認してからにしてください。
許可や届出が必要なのに行わずに運営すると、行政から指導を受けたり、罰則の対象になったりする可能性があります。また、保険の補償に影響する、トラブル時に責任を問われる、近隣から苦情が出るといった問題にもつながりえます。「ほかの人もやっているから大丈夫」と考えないことが大切です。
宿泊ではなく、一定期間以上の賃貸として貸す形もあります。契約の形や期間によって、扱いが変わることがあるため、どちらに当たるかは専門家に確認が必要です。家具や家電の用意、清掃、入退去の回数の増加など、通常の賃貸より手間が増える点も見ておきます。
宿泊系の運営は、観光客や出張者などの需要がある地域に限られます。需要が読めない地域で始めると、固定費だけがかかる状態になりかねません。賃貸と比べて、手間も、規制への対応も大きくなります。ゼロイエでは、まず賃貸で成り立つかを見たうえで、必要があれば検討する順番を考えています。
最後は、建物をなくして土地だけにする選択です。使い道というより、他の用途の前段階になることも多い方法です。
建物の傷みが大きく、修繕しても使える見込みが薄い、倒壊や火災の不安がある、近隣に迷惑がかかる状態になっている、といった場合に検討されます。更地にすれば、売却しやすくなったり、駐車場などの土地活用に進めたりできます。
解体は、戻せない選択です。更地にしたあと、何に使うのかを決めずに解体すると、費用だけが先に出ていきます。残置物がある場合は、先に片づけの費用や進め方を確認しましょう。詳しくは残置物が残った空き家の片づけ|費用と進め方をご覧ください。
ここまでの用途を、判断軸ごとにざっくり比べてみます。数字は物件や地域で変わるため、あくまで考え方の整理です。
次の順番で整理すると、判断が進めやすくなります。
賃貸の需要を調べる方法は、空き家の家賃相場の調べ方|地方の戸建て賃貸の需要を見極めるで解説しています。また、貸す形の全体像は、戸建て賃貸経営とは?初心者向けにしくみとメリット・デメリットを解説をご覧ください。住まいとして貸すために手を入れる範囲は、賃貸に出す前にどこまで直す?必要最小限のリフォームの考え方が参考になります。
どの用途でも、収入が得られれば、所得税や住民税などの税金が関わる場合があります。事業として行う場合の扱いも含め、税務署や税理士に確認しましょう。基本の考え方は戸建て賃貸の確定申告|不動産所得の基本と経費の考え方にまとめています(用途によって所得の区分が変わる場合もあります)。
商売の内容によります。飲食や宿泊など、許可や届出が必要な業種があります。一方、事務所のように比較的手続きが少ない用途もあります。建物の用途や地域の規制も関わるので、始める前に、自治体や保健所、専門家に確認してください。
一概には言えません。条件が合えば収益が大きくなる場合もありますが、手間や費用、規制への対応、空きのリスクも増えます。ゼロイエでは、まず賃貸で成り立つかを確認する考え方を基本にしています。
傷みの程度によります。軽い傷みなら修繕して貸す、傷みが大きければ解体して土地として活用する、売却する、といった選択肢があります。建物の状態は、専門家に診てもらうと判断しやすくなります。
まず、物件の所在地で民泊が可能かどうかを、自治体の窓口で確認してください。地域の条例や用途地域で制限があることがあります。そのうえで、必要な許可や届出、消防の設備などを専門家と確認し、収支の見通しを立ててから判断しましょう。
空き家の使い道には、売却、土地としての活用、事務所・店舗・工房、シェアスペースや体験施設、宿泊や短期利用、解体して更地にする、といった選択肢があります。ただし、どれも簡単に収益が得られるものではなく、初期費用、手間と時間、法規制、近隣への影響、出口という5つの軸で比べて、現実的に判断することが大切です。
ゼロイエでは、基本は貸して家賃収入を得る考え方を大切にしています。賃貸で成り立つかを確認したうえで、物件や地域の事情に合わせて他の使い道を検討すると、無理のない判断につながります。許認可や税金、保険など専門的な部分は、自治体や専門家に確認しながら進めてください。
ゼロイエでは、空き家(主に戸建)を0円で取得し、貸すか売るかで収益を手にするための知識とノウハウを、全国的な会員組織を通じて学べる仕組みを提供しています。詳しくは会社概要やゼロイエとはのページをご覧ください。
あわせて読みたい(空き家起業家®椙田拓也のブログ)
【ご注意】
本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、特定の物件・個人に対する税務・法律・会計上の助言ではありません。税金・登記・法令・補助制度などは、物件の所在地や個別の状況、制度改正によって内容が異なります。実際の取引や運用にあたっては、税理士・司法書士・弁護士・不動産の専門家などにご相談のうえ、最新の公的情報をご確認ください。また、本記事内の数値は一般的な例や仮の試算であり、収益や成果を保証するものではありません。
空き家を0円でゲットして、家賃収入をつくる
「戸建0円ゲット」
5日間LINE無料講座
戸建の空き家を0円(無料)で取得し、貸して収益にする方法を、LINEで友だち追加するだけで5日間で学べます。実際の事例も豊富にご紹介します。
※LINE登録後に、税込4,900円の有料セミナーのご案内が通知される場合があります。
空き家起業家│椙田拓也のビジネス大学
空き家投資・戸建て投資のノウハウを、YouTubeチャンネルで公開しています。毎週更新、視聴は無料です。
YouTubeチャンネルを見る ▶ テーマ別の動画一覧を見る