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空き家を0円で手に入れる方法とは?仕組みと注意点を解説

いま日本には900万戸※もの空き家が存在し、この20年で約2倍に増えています。その一方で、「空き家を0円(無償)で譲り受けた」という話を耳にする機会も増えてきました。実際に空き家は0円で手に入るのか、その仕組みと、取得する際に知っておくべき注意点をまとめて解説します。

※総務省統計局「住宅・土地統計調査」より

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空き家が「0円」で手に入るのはなぜか

空き家が無償、あるいはそれに近い価格で譲渡される背景には、所有者側の事情があります。

  • 固定資産税の負担から解放されたい:建物が建っている土地は住宅用地の特例で固定資産税が軽減されますが、それでも空き家を維持するだけで毎年コストがかかります。
  • 管理の手間をなくしたい:遠方に住んでいて実家の空き家を管理できず、草木の手入れや近隣トラブル対応に疲れてしまうケースが少なくありません。
  • 「特定空家」に指定されるリスクを避けたい:放置が進むと自治体から「特定空家等」に指定され、固定資産税の軽減が外れたり、指導・勧告の対象になったりする可能性があります。
  • 解体費用を払いたくない:古い建物を解体するには数十万円〜百万円単位の費用がかかることもあり、「壊すお金を払うくらいなら、欲しい人にタダで譲りたい」と考える所有者もいます。

つまり「0円物件」は、所有者にとっての負担(税金・管理・解体費用)を、取得する側が引き受けることで成立する取引だと理解しておくことが大切です。

実際に空き家を0円で取得する主な方法

空き家バンクを利用する

多くの自治体が運営する「空き家バンク」には、無償譲渡・格安譲渡を希望する物件が登録されていることがあります。地域を絞って定期的にチェックするのが基本の動き方です。

自治体の空き家対策・マッチング制度を活用する

空き家対策に力を入れている自治体では、所有者と利用希望者をつなぐ相談窓口や、改修費用の補助制度を用意していることもあります。空き家バンクに載らない案件がこうした窓口経由で見つかることもあります。

個人間の「無償譲渡」情報を探す

近年は、空き家の無償譲渡を個人間でマッチングするサービスや掲示板も登場しています。所有者と直接やり取りできる分、条件交渉の余地がある一方、後述するリスクの見極めも自分自身で行う必要があります。

0円物件を取得する際の注意点・リスク

「0円」という言葉だけを見て動くと、後から思わぬ出費や手間が発生することがあります。取得前に必ず確認したいポイントを挙げます。

  • 登記・名義変更にかかる費用:物件そのものが無償でも、所有権移転登記の登録免許税や司法書士報酬は別途必要です。
  • 再建築不可・接道義務などの法的リスク:建築基準法上の道路に接していない土地は、建て替えができない「再建築不可物件」であることがあります。将来の活用方針に大きく影響するため必ず確認しましょう。
  • 修繕・解体費用の見積もり:譲渡時点での建物の状態を専門家に確認し、賃貸や売却に必要な修繕費、最悪解体する場合の費用も試算しておくと安心です。
  • 固定資産税など維持コスト:取得後は所有者としての税負担が発生します。活用方針が決まるまでの維持費も見込んでおく必要があります。
  • 境界・権利関係の確認:隣地との境界が未確定だったり、相続登記が未了で権利関係が複雑になっていたりするケースもあるため、事前調査が欠かせません。

0円物件を「収益化」するという考え方

空き家を無償で取得できても、それだけでは収益にはなりません。重要なのは、取得後に「貸す」か「売る」かを見極め、そのための最低限のリフォームや契約手続きまで一貫して進める力です。0円で取得することはあくまでスタート地点であり、そこから家賃収入や売却益につなげる仕組みを持っているかどうかが、成果を左右します。

まとめ

空き家の0円取得は、所有者側の「手放したい」というニーズと、取得する側の「活用したい」というニーズが噛み合うことで成立します。ただし物件そのものが無償でも、登記費用・修繕費・維持費といった実費は発生するため、事前の調査と資金計画が欠かせません。

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【ご注意】

本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、特定の物件・個人に対する税務・法律・会計上の助言ではありません。税金・登記・法令・補助制度などは、物件の所在地や個別の状況、制度改正によって内容が異なります。実際の取引や運用にあたっては、税理士・司法書士・弁護士・不動産の専門家などにご相談のうえ、最新の公的情報をご確認ください。また、本記事内の数値は一般的な例や仮の試算であり、収益や成果を保証するものではありません。

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